2002
March

3/29
「きっとみつかるよ。」
君の文字が、
君の言葉が僕を優しく包み込みます。
春の優しい雨の中で。

3/26
最後の朝。
迎えに行ったときの両親の笑顔。
昨日泊まったホテルはよほどよかったんですね。
広い温泉。
広い露天風呂。
9階の部屋から望む景色。
「こんなにゆっくりすのは新婚旅行以来やわ。」
君と会ったとき母が言ってたけど、
喜んでくれてよかった。
旅行中天気が良くて本当によかった。
君を紹介できて本当によかった。
両親の笑顔と空の青。
いつまでも忘れません。
新幹線の扉が閉まるとき、
最後に母が言った言葉。
「運転する時はちゃんと両手で持ちや。」
気をつけます。
だから、また来てください。
今度はしっかり両手で握って運転しますから。
君と二人で案内します。
走り出した新幹線の向こうには、
春の青空が続いていました。

3/25
今日は両親と僕の学位記授与式でした。
なんとか卒業する事ができました。
ありがとう。
両親に式を見せる事ができてよかった。
本当にありがとうございました。
これからもがんばります。

3/24
君と僕の両親が初めて対面した日です。
君はかなり緊張してましたね。
待ち合わせに少し遅れてホテルに到着。
両親は心配でホテルの外に出て僕たちを探してましたね。
君は僕の両親を
「優しいご両親だね。」と言ってくれました。
なんかすごく嬉しいですね。
自分のこと以上に嬉しいですね。
そして、君は二人の会話は漫才みたいだとも言ってました。
君を紹介できて良かった。
元気な母を紹介できて良かった。

3/23
今日から3泊4日両親が実家から出てきました。
新幹線の改札で出迎え。
二人とも笑顔でした。
母が元気そうでよかった。
君に借りた車でホテルまで僕の運転。
時折片手を離す僕に、
「危ないから両手で握りなさい。」と母。
落ち着くからと運転中に僕に触れる君を思い出して、
思わず苦笑い。
君にはあんまり言えないね。
二人が泊まるホテルは、
海辺の高台に立つ見晴らしのいいホテル。
部屋は山側だったけど。
今日から3泊4日。
ゆっくりと楽しんでください。

3/16
君の欲しかったドイツ製の圧力鍋。
今日早速使いましたね。
初めての料理がブリ大根。
大根入れて、
ブリ入れて。
調味料を分量通り。
最後に生姜をパラパラと。
準備は終わってコンロで加圧。
後は圧が自然に下がるまで待つだけ。
出来上がったブリ大根は
とっても美味しかった。
ただただ感動する二人でした。
「今度は何を作ろうかな。」
君が作るものなら何でもいいんです。
「圧力鍋を極めるの。」
頼もしいシェフ。
がんばってね。

3/14
校内の梅が咲きました。
薄桃色の小さい花をつけています。
君へのお土産に買う小物の色と一緒。
僕の好きな色。
暖かな青の中の小さな桃色。
青の中に見つけた小さな優しさ。

3/10
二日逢わなかっただけなのに。
君がすごく待ち遠しかったです。
夜はやっぱり、くっつき虫。
そして、子パンダ。
すごくいとおしい。

3/7
ほぼ強制参加の飲み会。
楽しかったんだけど。
飲み終わった後の気分のよくなさ。
酔ったからではなく、
自分のふがいなさや努力の足りなさ。
そんなことを感じました。
とても2次会に行く気になれず。
そんな時はいつだって、
「大丈夫。」って君は言ってくれます。
今日も君は優しく言ってくれました。
電話の向こう側にどこまでも君の青が続いています。
大丈夫な気がしてくるんです。
明日からまたがんばれそうな気がします。
ありがとう。
がんばります。
僕たちの青を目指して

3/5
テレビにパンダの赤ちゃんが映っていました。
あどけない動き。
誰もがかわいいと思うようなしぐさ。
遊びつかれたのかばんざいをして寝てたんです。
それを見て、君の寝相を思い出しました。
そう思うと、
その子パンダがもっとかわいらしくなりました。
昼間、声を出して思い出し笑いをしてしまいました。
本当にかわいかったんです。
子パンダ。

3/3
昨日は遅くまで飲んだから、
今日は二人ともちょっと二日酔い。
午前中は布団の中でまったりと。
くっつき虫みたいに僕にくっつ君。
ときおり聞こえる君の安らかな寝息。
しあわせです。

3/1
「よくがんばりました。」
いつも厳しい先生が、
シンポジウムの発表後に言ってくださいました。
本当に嬉しかったです。
でも、それが最初で最後となってしまいました。
今の僕の発表や論文をお読みになったら
何ておっしゃっるでしょうか。
きっと全然だめだっておっしゃるでしょう。
もっともっと精進します。
後輩たちの発表を聞きながら、
何年か前の自分を思い出しました。
みんな、お疲れ様でした。

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